公益社団法人 仁澪会(大阪公立大学医学部医学科同窓会)

 大阪公立大学医学部医学科同窓会「仁澪会」のホームページを開いてくださりありがとうございます。

 このたび、公益社団法人仁澪会の会長を拝命いたしました昭和53(1978)年卒の中村肇です。前会長の生野弘道先生が公益法人を目指され、第一弾として平成28(2016)年に一般社団法人仁澪会が登記されてから9年の歳月を要しましたが、令和7年(2025)4月に公益社団法人仁澪会が産声を上げることができました。

 同窓会費の値上げをさせていただき、財政基盤が整ったことも大きな要因です。会員の皆様方には本当に感謝申し上げます。公益法人にはその名のとおり公益性を厳しく求められますが、法人法の範囲内で、母校の発展に寄与できるよう精一杯活動していく所存であります。

 さて、2024年10月に医学部創立80周年記念式典が開催されましたが、その記念講演として、「わが医学部80学部の歴史」を仁澪会の理事により行わせていただきました。私たち医学部同窓会組織は昭和24年卒の医学専門学校1期生のクラス会から始まり、正式に1957年に医学部同窓会が発足しております。歴代同窓会長は、初代の川口自由先生から、本田良寛先生、大浦敏明先生、堀口俊一先生、柳本行雄先生、赤土洋三先生、藤森貢先生、新谷善典先生、服部洋先生、大島久明先生、濱田和孝先生、そして、第12代会長には7期14年会長をされた前会長の生野弘道先生がおられます。歴代会長のお名前を拝見し、大変懐かしく歴史の重さを感じますとともに、改めて歴代会長には仁澪会の発展にご活躍いただき感謝いたしたいと思います。

 一方、同窓会誌「仁澪」についてでありますが、仁澪130号の編集後記に理事の竹内一浩先生が同窓会誌の歴史を調べられて書かれておられまして、ここにその一部を転記させていただきます。同窓会誌は1979年8月10日に第一号が発刊され、1995年10月10日の第45号より会誌の通称名として「仁澪」となって発刊されました。仁澪の「仁」は人の悩みや痛みを深く温かく受け入れる慈悲の心であり、「澪」は「澪標(みおつくし)」として古くから「水の都(水都)」と謳われていた大阪(難波)との関連性が強く、また和歌では「身を尽くし」との掛詞で用いられています。「仁澪」をおつくりいただいた先人の皆様の英知に改めて感謝したいと思っております。

 会長として今後の活動を行うにあたりいろいろなことに挑戦していきたいと思っております。今後、クラス会の補助やご高齢の先生(90歳以上ぐらい)に感謝の記念品、開かれた同窓会室、積極的な情報発信、寄付金の獲得、等々、いろいろな夢のある企画を模索していきたいと思っておりますので、今後とも変わらぬご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

 最後に、同窓生の皆様のご健勝とご活躍、そして母校の大阪公立大学医学部医学科の更なる発展をお祈りし、ご挨拶とさせていただきます。

 

 令和7年6月

  公益社団法人 仁 澪 会

 (大阪公立大学医学部医学科同窓会)

    会 長 中 村 肇

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